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Weekly Collection Report 2025.12.15~

Netflix映画『10DANCE』配信開始

ボールルームの“帝王”杉木信也の衣装を製作させていただきました

 

2025年12月18日、Netflix映画『10DANCE』が配信開始となりました。
原作は井上佐藤先生による人気漫画『10DANCE』(講談社「ヤングマガジン」連載)。

この特別な作品で、ダンスコスチュームハセベは
ボールルームの“帝王”杉木信也役・町田啓太さんの衣装製作を担当させていただきました。

詳細はこちらのNetflix『10DANCE』町田啓太さん衣装製作のお知らせ

 

Dance Costume HASEBE

~Weekly Collection Report~

 

 

2025.12/15~

 

*New Long Suit

素材:ポリエステルNo.3

熊本県よりお越しいただいたプロの先生のロングスーツになります。

普段お作りしている丈のスーツやタキシードではサイドベンツというベントを付けますが、こちらのロングタキシードには、後ろ身頃中心のセンターベントという製作方法を用いております。

丈がとても長いので、重たく見えないことが必須で、そのため前身頃の中心にかける長さも少し短くデザインしております。

燕尾服・そしてロングスーツとオーダーしていただきありがとうございました。

 

【センターベントとサイドベンツ】

ジャケット背中の「ベント」は、ただの切れ込みではありません。
踊る衣装では、一歩の裾の流れターンでのライン、そして後ろ姿の品位を支える大切な設計です。
ここでは、センターベントとサイドベンツの違いを、仕立ての視点でやさしくまとめます。

 

ベントとは

背面の裾に入れる“逃げ”の設計。
動作で生地が突っ張りにくくなり、動きの中でもラインを整えやすくします。

センターベント(1本)

  • 印象:すっきり、控えめで軽い

  • 特徴:逃げが背中心に集まるため、絞りが強い設計やハリのある生地だと“差”が出やすい

  • 向く人:主張を抑えて端正にまとめたい/ミニマルに見せたい

サイドベンツ(2本)

  • 印象:後ろ姿が端正で、品位が出やすい

  • 特徴:動作の中で裾が左右に自然に逃げ、ラインが崩れにくい

  • 向く人:動いた時の後ろ姿をきれいに保ちたい/脚さばきをスマートに見せたい

起源の話

ベントは、もともと馬上で動きやすくするために発達したと言われます。
だからこそ、踊る衣装でも「動くほど差が出る」ディテールです。

 

選べるとは言え、ダンス映えを考えるなら基本サイドベンツです。

丈がある一定以上長くなってくると、足元への裾のまとわりつきを考慮し、センターベントへデザインを変えていきます。

裾がひらりと捲れたときに見える、裏地の色素材にも細心の気を遣ってデザインしております。

 

 

以上、今週納品させていただきました衣装のご紹介でした。

今後納品させていただいた衣装を中心に毎週新着ブログを更新していきます。

次週もどうぞご期待くださいませ。

 

 

2025.12.19